あなたへの警告

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医学史上の二大惨事
人がホルモン作用撹乱物質に弱い事
人体に及ぼす化学物質の危険性を、数々の動物実験がしてきしていた事実
1938年 合成エストロゲンDES(ジエチルスチルベストロール)を発表

81〜82 

体内で天然エストロゲンのように作用する、奇跡の薬と称賛された

妊婦
     エストロゲンの増加に使用
     米国や中南米で500万人が使用

     流産の予防薬
     妊娠期を快適にする
   「大きくて丈夫な赤ちゃんをお望みなら、ぜひDESを」と宣伝
妊婦以外
     出産後の母乳量の抑制
     皮膚紅潮
     更年期障害
     にきび
     前立腺がん
     幼児性淋病の予防
     経口避妊薬
     家畜の飼料
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DSEこそが流産、早産、新生児死亡の増加の原因という事実が判明
1966年〜1969年にかけて、膣の明細胞ガンが一つの病院で七例も見つかる。
七例すべて15歳から22歳の女性だった
50歳以下の女性にはまず発生することとのないガン
30歳以下の症例は世界でも4例だった

93 サリドマイドによる惨事
     精神安定剤として処方
     つわりを抑える薬として服用

     1962年 先天性欠損を誘発するものと発表
94

重篤な奇形をともなって、生まれてきた子どもは46カ国、8000人に及んだ
成人にとっては問題にならない化学物質、服用量でも、胎児には致命的な影響を及ぼす。原因は母体が服用していたサリドマイドの量ではなく、服用した時期が問題だった。
胎児の四肢の成長にとって、極めて重要な時期に服用
妊娠五週目から八週目という時期
数十年も前から、動物研究者が指摘していた


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翔泳社刊
「奪われし未来」より

要約「奪われし未来」

索引

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ホルモン異常