あなたへの警告

翔泳社刊
「奪われし未来」より

要約「奪われし未来」

索引

  要約6  要約7  要約8 

化学の使者

ページ 概      要  
 p67  受精卵が雌雄どちらに、成長していくのか、決定するのは父親の精子であり、母親が、子どもの性分化に及ぼす影響は、依然謎のまま
「器量よしのメス」が生んだ子どもの6割はメスとなる
「不器量なメス」が生んだ子どもの6割はオスとなる
母体の身体的条件も影響
妊娠後半期に、ストレスをうけた母体から産まれた子どもも、オスに挟まれた子のようになる、オスもメスも気が荒くなる
68 子宮仲間効果は人にも、同様に確認できる
70

出生前に細胞、器官、脳、行動を作り上げるのはホルモンである。それは将来をも決める
遺伝子とは鍵盤であり、ホルモンとは作曲者である

71 エストラジオール(強力なホルモン)はPPtという単位ではたらく
PPm 100分の1
PPb 10億分の1
PPt 10兆の1(学校のプールに1滴たらした量)
「器量よしのメス」と「不器量なメス」差は、タンク車1000台分の量に対してコップ一杯分にも満たない
鋭敏な感覚の精度は創造を絶する
74〜76

人の胎内で性分化とホルモンのはたらき
ショッキングな症例だが月経が全くない女性
外見は女性だが、XY染色体を持ち卵巣でなく、精巣を持っていた
テストストロン(男性ホルモン)を察知する機能に障害があった
この人は生物学的には男性だが、体つきと脳は、女性となってしまった

77

発育を導く化学メッセージが阻害されたとき、いかに深刻な事態が生じるかの例ある個人が、容姿、行動とも完全な男性となるためには、出生前期のきわめて重要な時期に、脳が、精巣からテストストロンのメッセージを受け取っている必要がある
発育の重要な時期に、ホルモンが阻害されてしまえば、その影響は後々まで尾を引く




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