ページ	概　　　　　　要
ｐ257	暴露量の問題、反応曲線はＵ字をさかさにしたものもある。
ｐ258	人類学から動物学にいたる、多彩な領域の専門家が発育に及ぼすホルモンの役割・・・ヒトに与える致命的な影響について共通の認識を抱いていた。 野生生物を脅かしているホルモン作用撹乱物質によって、人類の未来も危機に瀕している。 1991年「ウィングスプレット宣言」以下二点の認識 人類は、野生生物および実験動物を脅かす有害化学物質に日々さらされていること。 化学物質の管理ができなければ、胎児の発育異常や生涯、尾を引くことになる被害を回避する手立てはないこと
ｐ262〜267	精子についての研究
ｐ272	前立腺がんの増加について
ｐ273	子宮内膜症の増加について
ｐ275	乳がんの増加について
ｐ280	有害化学物質が何故、恐ろしいか 合成化学物質の体内蓄積量が、誰の目にも明らかな病気や先天性欠損を、引き起こすレベルに達するはるか以前に、学習障害や多動症のような行動面での劇的変化が生じてしまうのである。 ヒトの思考や行動にどんな危害を及ぼすか、何一つわかっていないのが現状である。 しかし、米国では5〜10％と見られる学齢児が、多動症や注意散漫などの症状から、学習に支障をきたしている。それ以外にも、記憶障害やペンがもてない、文字がかけないといった運動機能障害による、学習障害も多数報告されている。
ｐ281〜284	化学物質の作用 人体暴露の実態1979年　台湾 ＰＣＢとフランに汚染された食用油を摂取した女性　　　　　被験者128人　 1985年から1992年にかけて調査研究 子供達に身体や神経系に様々な障害があった 動物実験から予想されていた 思春期に達する頃、ペニスに障害 運動機能や知的能力に、癒しがたい障害 多動症なども 精神遅滞が認められた ＩＱテストで５ポイントほど低い