あなたへの警告

翔泳社刊
「奪われし未来」より

要約「奪われし未来」

索引

  要約3  要約4  要約5 

有毒の遺産

ページ 概      要  
43〜45 合成化学物質が鳥の性発達を阻害する仕組みを研究
合成化学物質が鳥の性発達を阻害する仕組みを研究

1、DDT

2、DDE(DDTの分解物質)
3、メトキシクロル
4、合成殺虫剤結果オスの生殖器官にメス化
メスしかないはずの輸卵管まで生じる

外見上は変化無し
これらはホルモン作用が撹乱された結果だった
この影響は内分泌系(基礎代謝や、生殖といった重要な生理機能をつかさどる、様々な腺から構成された生体系)にも及んでいる
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五大湖の魚を、定期的に食べていた女性から生まれた、子どもに関する研究
母体内の化学汚染物質が子どもの発育に及ぼす証拠
普通の(汚染魚を食べない)女性の子どもと比較
早産
体重が軽い
頭が小さい
へその緒を流れる血液に含まれる、PCB濃度が高い子どもほど
神経系の発育が悪い
短期記憶が悪い
IQへの影響も予想される

人を対象にした研究と野生生物の研究で同じ結果が出た 

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理由はどうあれ、同じ化学物質が人の血液と脂肪から検出
DDT

ジエルドリン
クロルダン
リンダン
PCB

ショックを受けたのは汚染物質が、人の母乳に濃縮されていたという事実

50

五大湖の魚を食べている生物の頂点に立っているもの
ハクトウワシ、マス、セグロカモメ、ミンク、カワウソ、ミミヒメウ、カミツキガメ、アジサシ、ギンザケ

水質検査では濃度を測定不能だが、残留性の高い汚染物質は組織内で濃縮されていた
湖水に含まれるそれらの2500万倍にもなりうる
食物連鎖の頂点に立つ生き物
健康上の問題が現れるのは、おもに野生生物の子ども

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