あなたへの警告

要約「奪われし未来」

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前    兆

ページ 年  代 概      要
20 1980年代
フロリダ
アポクカ湖
アリゲーター

通常の(別の)湖 卵の90%  孵化
アポプカ湖 卵の18%  孵化(そのうち半数は10日ぐらいで死亡)原因                                       湖から6kmのところにある化学会社の事故で殺虫剤の流出。この90%のアリゲーターが死亡した。数年後、水質は元どおりになっていた。調査の結果、オスの大半に奇形があった。      

21〜22 1988年 
北ヨーロッパ 
アザラシ
スウェーデンとデンマークの間の海峡にある、カッテガットのアンホルト島
4月 アザラシの大量死、ヨーロッパ全体で18000頭の死骸(北海全体の40%のアザラシ)
死亡の原因は、ジステンバーウイルスの一種に感染と判明、免疫を抑制するものと考えられた。
同じスコットランドでも比較的汚染の少ないところでは、ウイルス感染も少ない。
23   1990年初頭
シマイルカ(クジラ類) 
スペインバレンシア
病気に感染したイルカは、肺組織の一部が損傷して呼吸困難になる。
ヨーロッパで1100頭が死亡を確認された。
原因はジステンバーウイルスの一種と判明し、同時に汚染物質との関連が考えられた。
大量死した個体は正常のイルカの2〜3倍のPCBが脂肪から検出
24  

デンマーク 
コペンハーゲン大学

人間の精子数の激減と奇形を調査
1940年〜1980年にかけて精巣ガンの発生率は3倍
精巣ガンの発症者は精子数が少ない、 
精巣に異常細胞

健康な男性を世界的に調査1938年〜1990年
約50年間成人男子の精子数ほぼ半減
精巣ガンの発生率激増、精巣の下降不全(停留精巣)や尿管萎縮といった生殖器異常が激増、変化の原因は環境要因にあるとした。
野生生物に1950年代から始まった奇妙な謎、生殖器の障害、異常行動、生殖能力の減退、子どもの死滅、動物集団の突然の絶滅、上記の野生生物の現象がヒトにも同様に影響しているのではないか?





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翔泳社刊行
「奪われし未来」より