あなたへの警告

ページ 年  代 概      要
13〜14 1952年
フロリダ湾 
ハクトウワシ

1940年代初頭  毎年150羽の雛
1947年頃    2/3成鳥がペアリングしない 雛鳥の激減
1950年代半  フロリダに生息するハクトウワシの80%に生殖能力がない 

 15  1950年代 
イギリス
カワウソ
1950年代初頭 19世紀の油絵「カワウソ狩り」の絵のような世界だった
生息数が激減し、地域によっては姿を見せないところも
原因1980年にイギリスの化学者がヨーロッパ全土で調査、殺虫剤ジエルドリンと判明
  16   11950年代半
ミシガン

ミンク
繁殖に奇妙な前兆
1950年代    平均 4頭の子ども
1960年代初頭 平均 2
1967          0
さらに子どもを生んだ親が死んでしまう
ミシガン湖で獲れた魚を食べていたミンク
西海岸で獲れた魚を食べていたミンクは正常
ミシガン州立大学で研究

不妊の原因がミシガン湖の魚にありPCB(おもに電気器具の絶縁のため用した合成化学物質)であるとした          
10年前にも中西部でミンクに同様な被害がでていた、その時は餌として家畜の成長促進剤として人工的に作られたDES(ジエチルスチルベストロール)を投与されていた鶏を食べていた
 17 

1970年 
オンタリオ湖
  セグロカモメ

80%孵化する前に死亡、その雛鳥の死骸を見るとグロテスクな奇形
親鳥と同じ羽を持っている両足が湾曲眼が無い嘴の捻じれダイオキシンが原因で鶏の浮腫という事件、その時と同様な奇形しかし、五大湖がダイオキシンで汚染されているとは思われていない状況
 18〜19  1970年代初頭 南カルフォルニア チャネル諸島
セイヨウカモメ

通常の卵の数を上回る
巣の11%に卵が4〜5個
通常は3個まで
孵化する子どもは平均を下回る
サンタバーバラのカモメコロニーでは卵の殻が薄い
カモメにDDT暴露に原因と予測
メス同士での巣作りで、通常より多くの卵が(進化にとって有利にはたらく適応行動かという論文を1977年「サイエンス誌」に発表をした科学者も)
上記同様の現象が20年観察されていた
五大湖のセグロカモネ
ピュージェット湾のシロカモメ
マサチューセッツ湾岸のベニアジサシ
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要約「奪われし未来」

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翔泳社刊
奪われし未来より