2005年2月16日午前4時25分の出来事と、三日目の夜、本来の母親となる事ができた「さくら」の顛末
つぎ
まえ

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 車が大好きなさくらとのドライブ、サービスエリアでゆっくり遊びながら移動しました。八王子で中央高速、大月から河口湖そして富士東道路にて東名、浜松ICで降り、一般道でKファームさんへ五、六時間をかけて行きました。







 Kファームさんの印象はご自宅の道路を挟んだ向いに、広大な土地がありそこに犬舎が立てられ、中にはコーギー、トイプードル、パピヨン・・・etc。いかにもブリーダーにふさわしい場所、そしてご夫婦のお人柄に安心致しました。ご主人から紹介されたお相手はなんと、アメリカで賞を取り、うん百万円もする堂々としたオスでした。

 一週間後、お迎えの日、「間違いなく妊娠していますよ」ご主人の第一声にほっとしました。Kさんの指示に従って、

生理が始まって数日して連れて行き、あとはKさんの腕の見せ所だそうで、その時期を見計らってかける、微妙なタイミングがあるそうです。飼い犬として育てられた犬達は難しいと言われているようです。さくらにとって、はじめてのひとりでの外泊、一週間ぶりの再会は実に、ジャンプそしてペロペロ、寂しかったことを表しているようで随分長くマリヤへジャンプ、ペロを繰り返していました。車に乗せ用意しておいた水を与えると容器を空にするほど、がぶがぶ飲んでいます。今だから言えるのですがさくらの飲料水、水はステンレス製の平たい器に入れておくやり方で、Kファームさんは犬が吸うタイプの水飲み器だったようで、一週間もの間どうしていたのか可愛そうな事をしてしまいました。

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