個人的感想1

児童を対象とした手作り木造船航海体験と地域交流事業
ドリームシッププロジェクト
子ども達の海賊船


                   女子栄養大学の学生さんへ           P1      

 10月26日東京新聞、1面中央、「夢の海賊船 隅田川下り」と明るい話題の代表として紙面を飾ることが出来た、日本アーツセンターのこの度の事業、事務局長池林氏、理事矢追氏の並々ならぬ努力は勿論のこと、船の制作は、記念プレートにその名を記されているように、設計・制作、桶川さん、全くこの1年半という長い期間、毎週、土曜、日曜そして休日、すべをこの海賊船の完成につぎ込まれました。黙々と完成目指して、暑い日、寒い日、そして雨の日、風の日、あるときは薬を飲みながら作業をされていました。自分が忙しい時でも、子どもたちへの指導は優しく誠実そのものです。また、当初は記録写真の撮影ということで、この事業に関わっておられ、素晴らしいカワセミの写真を撮られる細田さん、明るい性格と冷静な判断力そして、全てにおいて協調を第一に考える建設的な心の持ち主です。さらに運悪く(?)もって生まれた手先の器用さ、様々、現場から営業までを経験され、培われたものが、いつのまにか制作スタッフの中心的存在になっておられました。そして唯一の女性、奥野さん、空間デザイナーという仕事をされていることもあり、とても大雑把な池林氏と戦いながら、丁寧に心を込めて、最後まで制作に当たっていました。またTBS等マスメディアへの対応、埼玉県、はじめ自治体、教育機関等にも伺い、沢山の貢献をされました。佐々木さんは桶川さんの友人ということで、私が知っている限りにおいては船の設計への助言、舵の設計などなされ、蒸し暑い時期に、防塵、防水の作業服を身にまとい頑張っておられました。途中、体調を崩される場面もありましたが、熱意を持って完成に力を注いでいただきました。
 以上は、ほんの一部の方のみの紹介ですが、実に沢山の方々のご協力があっての「船の完成」であり、「航海の実現」さらに「上流域の子供たちと、下流域の子供たちとの交流」という全ての目的は果たされ、偉業は達成されました。
 
 この度の事業において「NPOと大学とのコラボ」ということも大切な側面でした。土方先生の駿河台大学の学生さん達は、岩淵水門からカヌーを漕ぎ、荒川遊園、そして一部のメンバーは墨田まで、力を振り絞っての到達、ほんとうに有り難う御座いました。
 もう1つ報道されにくい部分の代表であり、事業の骨格を成していたことを、お礼を込めて記したいと思います。船作りに参加した子どもたち、スタッフの昼食を、学生さんが作るということです。NPOの諸活動において、昼食をコンビニのお弁当や、各種仕出屋さんのもので済ませてしまう事が、ほとんどのように伺っていますが(そうではないところもあるとは思いますが、あえて誤解を恐れず書かせていただきます)、池林氏はその多くの人脈の中で、女子栄養大学
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