埼玉県知事への提言
代表より手渡しました。


入間川に日本初のウォータースポーツエコミュージアムを!
いるま川筋文化ネットワーク 駿河台大学環境・スポーツゼミ
                     土方幹夫 
1 趣旨
 古来、飯能以西の川筋は、杉や檜の木材生産による水運を行っていました。
川では子供達が泳ぎ、魚取りをして遊び、人々は川と強く結びついていました。
しかし、現在では宅地造成や河川周辺の開発が進み、ダムの設置も拍車をかけて河川は瀕死の状態です。人々は川に背を向けて生活しています。川の役割や良さを見直し、川をより身近にするために、新大橋農業取水堰周辺の堰改修を速やかに施し、市民が集い親しめ、魚の遡上が観られるモデルル事業としての河川公園の建設を提案いたします。
2 効果
(1) 景観が改善され、駅南の入間川が埼玉県の顔となる。
(2)魚の遡上や繁殖が確保され、河川が蘇える。
(3)カヌーやボート遊びの拠点が出来、川くだりの楽しみや交流が進む。
(4)河床形状によるビッグウエーブでのカヌーフリースタイル競技や
     講習会、練習会が可能となり、都心や県外からの観光集客が期待できる。
 カヌー(スラローム競技、ロデオ競技)ラフティング、チュービング(別紙参照)
(5) 施設の概略(別図参照)飯能河原から阿須運動公園を対象エリアとする。
(6)開催が予想される大会等 カヌースラローム競技及びロデオ競技の日本選手権、ジャパンカップ、世界選手権等、ラフティング及びチュービング:5月〜10月。1日あたり10〜200人程度
(7)淡水魚の生態観察や感覚的な川の水質調査や学校教材が身近で可能となる。
(8)水辺のイベントの場や市民の憩いの場となる。
(9)河川に対して関心が高まり水の都埼玉を発展させる引き金となる。

3 必要な設備
導入用水門:本流から必要な流量を確保する。(可能であれば可動堰の利用も考えられ
る。)量調節用水門 および放水スロープ(魚道をかねる)。
スタンド:観覧用に親水護岸を設置する。
コース:幅6〜10メートル。スラローム競技コースのデザインを多彩にするため移
動式のポールを設置する。
4 管理の方法
 公園については、国土交通省の委託を受け地元自治体やNPO法人が委託業務を行う。大会の運営等については、日本カヌー連盟の協力を得て、地元カヌークラブや教育委員会で行うことが望ましいです。
 
 いるま川筋文化ネットワークアメンボ広場から新大橋を望む

 
 
 矢川橋周辺 1図 里親制度対象地
 
 矢川橋周辺 2図 イベントやカヌー講習会エリア
 
 
  

 河川エコミュージアムとしての活きたビオトープ 
 
 
  
 新潟県信濃川大河津分水 参考図3
 
別紙
カヌー(スラローム競技)海外の河川参考図4


カヌー(ロデオ競技)ビッグウエーブでの波のリパホーマンス図5


ラフト


チュービング

入間川アクアエコミュージアム

入間川再生への提案